縮毛矯正は傷む?チリチリになる原因

お役立ち

雨の日に特にうねりが気になる人、雨じゃなくても乾かしたらモワッとなってツヤが出ない人。

悩みは様々ですが縮毛矯正をかけて痛んだ、あるいはチリチリになったという人もいるのではないでしょうか?

そんな縮毛矯正について解説します。

縮毛矯正の種類

縮毛矯正にもたくさん種類があります。僕は知りませんが昔は髪の毛に板を挟んでその形に固定するというやり方があったそうです。そして時間も5時間とかかかるのだとか。

そして進化して今は薬剤を塗布→放置→シャンプー→乾かす→熱処理(アイロン)→酸化(薬剤塗布)→水洗→乾かす→終了というかなりシンプルなものになりました。

  • アルカリ矯正

アルカリ矯正はアルカリ剤をつかった縮毛矯正です。アルカリ剤とは髪の毛のPHが7以上、つまりアルカリ性の成分で髪の毛を膨潤させる働きがあります。通常髪の毛はキューティクルという鎧に覆われていて薬剤を髪の毛の内部に通しにくい働きがあります。ダメージのしていない髪の毛は水すらも通しにくいのです。髪の毛の癖はシスチン結合といって髪内部に鎖状についた芯があります。

そこの歪みが原因でうねったりします。シスチン結合に癖をとるお薬を浸透させるために鎧のキューティクルを膨潤させて薬が入りやすいようにさせます。

この時アルカリ剤の種類によって膨潤率などが変わってきます。アルカリ剤の種類は沢山あってモノエタノールアミン、アンモニア、アルギニン等さまざまです。

特に今まではモノエタノールアミンがよくつかわれていて

髪の毛をかなり膨潤させてしまいます。

茹でたパスタはふにゃふにゃになりますよね?

そのようなイメージです。

髪がふやけた所に癖を取るお薬が内側に入り込み、その後高音のアイロンでぺちゃんこにプレスします。

これのせいでかなり不自然にピーンとなってしまたり、カラーの色落ちしてしまいます。

近年、アルギニンベースのアルカリ剤が出てきて膨潤してもタンパク質のや脂質の流出が少なくアルカリ矯正特有の硬さ、不自然さが無くなって柔らかい質感になりました。

髪にドラマをからでている『KA-20』(カツオ)や、ウラノスUL(ピッコロ)なんかはアルギニンベースで優秀な薬剤といえます。これは取り扱いサロンが限られていますが髪質改善や縮毛矯正を得意としてる美容室では使われている所も多くなってきています。

酸性縮毛矯正

酸性の縮毛矯正はその名の通り酸性領域での縮毛矯正です。

髪の毛の等電点PH4.5〜5.5付近と同じお薬でかける事で髪の毛の膨潤が無く癖がとれます。

薬剤による膨潤の助けが無いので熱の力で効かすのでアイロン操作で凄く上手い下手がでます。

縮毛矯正は水分が蒸発して乾く瞬間に形が決まる(ガラス化)ので酸性矯正は水分を少し残して湿った毛髪にアイロンしていきます。この乾かし具合で仕上がりの差が出ます。

メリットはブリーチ毛やエイジング毛など髪の毛や弾力が少ない髪にも膨潤がないので安心です。

ただし少しは膨潤します。膨潤具合が可視化出来ないので薬剤がオーバーヒートして痛みすぎてしまったという事もあり得ます。

最近は酸性縮毛矯正が流行していますがこの薬剤のオーバーヒートでチリチリになってしまったという事例が数多くあります。

上手に使いこなせる人がするととても柔らかくて自然な仕上がりになりますが、経験の浅い人が手を出すと思わぬ失敗する事があるので注意が必要です。

まとめ

結局縮毛矯正はある程度の経験が必要です。

しかし髪の毛にピッタリなお薬で施術出来ると、ピカピカツルツルの仕上がりになって思わず「自分の髪じゃないみたい!!」と驚きの声が出るでしょう。

縮毛矯正は時間が3時間前後かかるメニューですし、酸性縮毛矯正だと4時間近くかかる事もあるので料金も少し高めです。

いわゆる業務委託サロンなんかの定単価のサロンでは、時間効率重視でしかも得意でもない担当者が入る事にもなるので取り返しのつかない失敗や、癖は伸びたケド不自然な仕上がりで痛んだという事はよくある事です。

失敗しない為にはある程度の値段はお支払いして(2万円以上)髪質改善特化型のサロンや縮毛矯正専門店などがオススメです!!

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